腰椎椎間板ヘルニア

- 腰や首の強い痛み
- お尻から脚のしびれ
- 腕や指先のしびれ
- 動くと痛みが増す
- 長時間座れない
このような変化を聞くことがあります。
最初は、
「ちょっと腰が痛いな」
「足が張ってる気がする」
しばらくすると、
・腰を反らすと痛い
・長く座っているのがつらい
・お尻から太もも、ふくらはぎにかけて違和感が出る
といった症状が少しずつ強くなっていきます。

椎間板ヘルニアとは?原因・症状・自然に治る可能性について

背骨は「椎骨」と呼ばれる骨が縦に積み重なってできており、その椎骨と椎骨の間には椎間板が存在します。
椎間板は、
- 外側:繊維輪(袋状の組織)
- 内側:髄核(ゼリー状の物質)
で構成され、クッションの役割を果たしています。
しかし、加齢や繰り返しの負荷などにより繊維輪が破れ、中の髄核が外へ飛び出すことで、神経や脊髄を圧迫し、痛みやしびれなどの症状を引き起こすのが椎間板ヘルニアです。
椎間板ヘルニアは腰痛の原因の何%?
実は、椎間板ヘルニアが原因となる腰痛は、
全体の約3%程度と言われています。
近年の研究では、成人の多くが椎間板ヘルニアを持っているにもかかわらず、症状が出ていないということも分かってきています。
つまり、
- ヘルニアがある = 痛みが出る
- 画像でヘルニアが写った = 原因がヘルニア
とは限らないのです。
椎間板ヘルニアは自然に治ることが多い?
椎間板ヘルニアの多くは、発症から約6か月前後で自然に縮小・消失することが知られています。
これは以前から医学的にも知られている現象です。
特に、
- 髄核が後縦靱帯を突き破っているタイプ
の場合、免疫細胞が反応し、飛び出した髄核を吸収することでヘルニアが小さくなることがあります。
一方で、
- 髄核が後縦靱帯を突き破っていない場合
は免疫反応が起こりにくく、自然に消失しにくいケースもあると考えられています。
すべての痛みの原因が椎間板ヘルニアではありません
「頸椎椎間板ヘルニア=首の痛み」
「腰椎椎間板ヘルニア=腰の痛み」
そう思われている方も多いですが、実際には首や腰の痛みの70〜80%は別の原因だと言われています。
多くの場合、
- 筋肉
- 筋膜
- ファシア
- 姿勢の歪み
- 身体の使い方
などが、痛みの大きな原因となっています。
腰椎椎間板ヘルニアが悪化すると足にしびれや痛みが出る場合があります。詳しくは坐骨神経痛のページをご覧ください。
慢性腰痛の原因は一つではありません
慢性腰痛は、単なる骨や椎間板の問題だけでなく、
- 長時間同じ姿勢
- 仕事へのストレス
- 不安や緊張
- 満足度の低下
- 内科的な要因
など、さまざまな要素が複雑に関係していることもあります。
そのため、
「ヘルニアがあるから治らない」
「年齢のせいだから仕方ない」
とあきらめる必要はありません。
椎間板ヘルニアと上手に向き合うために
椎間板ヘルニアがあっても、
- 症状が出ていない
- 日常生活に支障がない
場合は、過度に心配する必要はありません。
大切なのは、
- 今出ている症状の本当の原因を見極めること
- 身体全体のバランスを整えること
です。
当院の考える椎間板ヘルニアへの対応
当院では、画像や診断名だけにとらわれず、
- 筋肉・筋膜の状態
- 姿勢や身体の使い方
- 動作時の負担
を丁寧に評価します。
そのうえで、
患者様の状態に合わせた施術を行い、
痛みの出にくい身体づくりをサポートします。
急な腰の痛みはぎっくり腰が原因のこともあります。詳しくはぎっくり腰についてをご覧ください。






