胸郭出口症候群

胸郭出口症候群について

胸郭出口症候群は、肩や腕にだるさを感じたり、肩が重くたりなど、肩こりの症状と似ています。胸郭出口は、首と胸の間にある通路のことであり、主要な血管や様々な神経が通り、それらすべてが腕へとつながっている重要な部分です。

鎖骨や肋骨で形成された空間は、さまざまな要因によって圧迫されることがあります。それが血管や神経が走っている部分で起こると、いろいろな症状が出てくることがあるのです。

具体的な症状としては、腕を持ちあげたときなどに感じるだるさが挙げられます。ポイントになるのは、特別に力を入れて動かしたわけでないことです。

普通に動かしただけなのに肩や腕にそのような感覚を覚えることがあります。胸郭出口症とはそのような状態のことです。

一定の条件を満たす位置関係

具体的に起こる箇所としては、鎖骨や脇の下および首の付け根となります。この3つに共通しているのは、一定の条件を満たす位置関係にあることです。

血管と神経の通るルートが骨と筋肉の間に位置しています。胸が正常に動いていなければ、それらは圧迫されることになるのです。

その結果、腕を持ち上げるような動作にともなって、上述のようにだるさが生じてしまいます。それを象徴するかのように美容師や講師のような職業の人によく発症しているのが実情です。腕を持ち上げた状態で作業することが多いからです。

原因にはさまざまなパターンが

 

また、器官が密集している部分を通ることも関係しています。胸部と首の間にあるスペースはとても混み合っているため、どうしても締め付けが強くなってしまう傾向があるのです。

肋骨や鎖骨だけでなく、そのうえには幾重にも筋肉が重なっています。これらによる締め付けは他の部分より強く、圧迫される頻度も増えがちになるため、症状も頻繁にみられるようになってしまいます。

ただし、これはあくまでも一般的な原因にすぎないので注意しましょう。実は厳密な原因に関しては、あまり明確にならないことが多いため、他の可能性も視野に入れておく必要があります。

胸郭出口症候群は、放っておくと治りづらく、回復するまでに時間がかかりますので、痛みが改善されない場合は、早期の改善をおすすめしています。